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包丁の卓上記録

福島市で行われている、TRPGのセッション記録です。

「グレープフルーツ・ソーダの約束を」

プレイ日:2024.3.30
システム:DX3rd
シナリオタイトル:『グレープフルーツ・ソーダの約束を』

GM  包丁 
PC1 凪良 流星(てぃあ)経験点26

昨日と同じ今日、今日と同じ明日
大切な友と過ごす日々は、
当たり前にやってくるものではない
、、、そう、俺は知っているはずだった。

今の日々は、過去の選択の結果。
これからの日々は、今の選択の繰り返し。

だから、また俺は選ばなければならない。

友との約束を守るために、
少女への約束を守るために、

より良い未来を選び取るために。

DoubleCross The3rdEdition
「グレープフルーツ・ソーダの約束を」

“流星”君に必要なのは誰?

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エボニーとの約束を守るため、いつもの店に到着したが彼女はまだ来ていないようだ。
夜になってなお冷めやらぬ空気に少し汗ばんだ身体を、店内の冷気が冷やしていく。

あの事件以降、またあいつとの思い出を夢に見るようになった。

まだ、お互いの秘密を知らずに出会った日のこと。
夢のために、切磋琢磨した学生時代のこと。
異なる道に進みながらも、もう一度再開したあの日のこと。

そして、、、、
                 『(あ、、りゅ~、、)』

窓の外を見ると、夜空を薄く覆っていた雲が流れ
夏の夜空を彩る星々が少しずつ姿を現し始める。

その中でひときわ輝くその星を見つけ、
視線を手元に落とす。

                 『(、、~せい!)』

その石は淡く、だが、確かな光を保ち続けている。

あいつは、今も生きている。戦い続けている。
そして、いつかきっと。あの日のように何事もなかったかのように、、、

                 『(りゅ~せ~!!)』

こんな風に、俺の名を。

「りゅ~せ~ってば!!!」

ふと顔をあげると、頬を膨らませ、責めるような瞳でこちらを見つめる少女の姿が、
どうやら、到着したのに気づかなかったようだ。

「すまない、エボニー。少し考え事をな。」

『いいけどさー、ま~たお友達のこと考えてたの~?』

手元を見ると、すでにドリンクが用意されている。どうやら随分と思想にふけっていたようだ。
中身は、、、記憶が正しければ、このような色のドリンクはなかったはずだが。。。

「すまなかった。これは、?」

『エボニーちゃん特性ALLスペシャルミックスだよぉ~』

、、、、、先に礼を欠いたのはこちらか。

『それよりさ!お友達のこと考えてたんでしょ!わたし~、りゅーせーの友達のこと、もっと聞きたいな~♪』

コロコロと表情の変わる彼女は、先ほどまでの不満顔はどこへやらすっかりと機嫌を直した様子で満面の笑みに、好奇心を隠し切れない赤い瞳をまっすぐに向けてそう問いかける。

「、、?」

『りゅうせ~の大事なお友達なんでしょ!きっと、楽しいことたくさんあったんでしょ!』
『りゅうせ~と、その友達の楽しかったこと、た~くさん聞きたいな!りゅうせ~の昔の話も全部!』

「、、、、、、」

夜空に星が輝いている。その中心には『夏の大三角』
ベガとアルタイルの間を青白く流れていく天の川を挟み、
二つの星が、輝いている。

離れることは無く、その光は遠い昔から消えることは無く。
こんな夏の長い夜には、昔を懐かしみながら長い話をするのもよいかもしれない。

「(また、な。晴輝。いつか、必ずだ。)」

悠遠の時を、距離を、世界を超えて、二つの星は今もなお輝き続けている。

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PC紹介
"ヘルフレイム"凪良 流星
「すまない。俺には、、、君を殺すことができなかった、、」(EL、本編未収録)
「人違いだろう。」
「戻ってくる、つもりはないのか。」
「約束は、守らなければいけないな。あの子との、そして、お前との。」

 ついに三話目を迎えたソロキャンペーンシナリオ主人公。我らが苦労人支部長。このキャンペーン、大方の流れは、流星悩む、東にっこり、流星悩む、エボニーちゃんをなんとかする。です(笑)今回は非常に出目が良かったですね。クライマックスラスト、オランジェットとのナーブジャック勝負に持ち込ませることなく勝負をつけたのが素晴らしい。こういう時はちゃんと仕事してますね女神様。ところで、そろそろエボニーちゃんが、ゆずゆず呼んでほしくてうずうずしてます(笑)かまってあげてくださいね。

[ELルート]

 高校生時代からUGNイリーガルとして、UGNの活動に協力。晴輝とは、表裏どちらの世界でも親友としてともに活躍していた。高校卒業後は、海外留学の道を考えるも日々激化するUGNとFHの戦いから離れることができず、日本の大学に通いながらも活動を継続。イリーガルながらも人々の平和のために実直に任務をこなす姿が上層部に評価される。FHによる世界の掌握が行われた直後、[異世界の可能性]を手に入れる遺産情報を入手したUGNが潜入任務を指示。断った場合には、晴輝が任務へ赴くことになると聞き・・・、親友との再会を果たすことなく、任務を続けていく中、ある少女に出会う。

 
NPC紹介
"ジャックフロスト"明星 晴輝
「裏切者ヘルフレイムを拘束しろ」(EL)
「まったく、変わらないな。流星。」(EL)
「守ると決めたものは、最後まで守り通す。俺は約束を守れない奴は大嫌いだ。」
 
 劇団「星組」に所属し、ともに活動をしていた舞台俳優にして流星の親友。お互いにオーヴァードであることは知っていたが、UGNという組織については語っておらず長く共通の秘密を持つ友人として過ごしていたが、「町を頼む」という置手紙と共に失踪する。
 幼いころからUGNチルドレンとして活動し、実績を上げていた晴輝はとある「危険な遺産」の調査のためへ赴くことになる。今回の任務の危険性を予期した晴輝は、流星がこの事件に巻き込まれることがないよう彼に一定の地位を与えること、この任務についての情報を封鎖することを条件に任務へと赴く。任務開始から1年以上が過ぎ、ようやくその遺産にたどり着いたとき、その遺産が突然まばゆい光を放ち・・・

[ELルート]
 
 幼少期からオーヴァードとして覚醒しながらも、両親の影響を受け子役として活躍を続ける。同じくオーヴァードである流星と共に充実した毎日を過ごす。高校卒業後、激化するFHとUGNの戦いの中でも、流星からの勧めを受けて海外留学を決意。帰国後、FHによって変革されてしまった世界の中で流星がFHへ所属を変えたことに失望と怒りを感じ、UGNとしてレジスタンス活動に尽力、流星への接触を試みるも、遭遇することは最期までなく、、、


"エボニー"XA001 ≒ たちばな ゆず 
 「流星。約束、忘れちゃいやだよ。」
 「流星が、、、ほしいな。」(EL)
 「流星の友達はいいなぁ。私のことも“ゆず”って、呼んでほしいなぁ。」(本編未収録)

 FHサンクチアムセルによって開発された生体兵器XA001。“エボニー”は個体名ではなくその総称。かつて、失敗作として破棄された彼女は、様々な偶然が重なり合い再起動。体内で製造される強力な毒に自らの体を苛まれながらも残り少ない命を流星と共に過ごし、そして、流星の手で消えていくはずだった。多くの奇跡と流星の尽力により命が長らえた彼女は、現在“たちばな ゆず”の名前をもらい、UGNチルドレンとして活躍中。一人前になって、流星の隣にずっといることができるように、彼がつけてくれた素敵な名前で呼んでもらえるように。

[ELルート]

 FHサンクチアムセルによって開発された生体兵器XA001シリーズの成功作。世界改変により潤沢な資金を得た結果、破棄されることなく運用を計画される。セルリーダー"オランジェット"はエボニーのもつ自らの毒素により自己崩壊するという弱点を“ジャーム化”という最悪の方法を用いて克服させる。FHで自分にやさしく接してくれた彼に殺されることを願い、彼を殺してしまった彼女は“彼以外には殺されない”という歪んだ願いにより自死の運命を克服した。町を破壊し続ければ“大切な街を守る”ことを願う彼がもう一度表れてくれると信じ、破壊活動を続けていた。


“加虐のセルリーダー”オランジェット
 「よかったねぇ、エボニー」(EL)
 「彼のことが欲しいなら、まずは、こちらから殺さないと。」(EL)

 FHサンクチアムセル、セルリーダー。UGNT市支部と幾度となく交戦を繰り返した結果、T市支部長アストレアの奇襲作戦を受け、捕縛される。日本支部で取り調べを受けていたが、凍結保存されたエボニーの体を修復するためにT市支部に呼び出される。エボニーと流星の関係を知ったことで“加虐”の衝動が暴走。彼らの苦しみゆく姿を見たいという欲望からエボニーに細工を施すも、アストレアの暗躍と流星の尽力により討伐される。

[ELルート]

 FHサンクチアムセル、セルリーダー。変革した世界の中でレジスタンス活動を続けるUGNへの対抗措置として特殊部隊“EBONY”を設立する。その実態は、毒物を生成し続ける生体兵器XA001の実験計画であり、それが街に与える被害を全てUGNの仕業であるように偽装していた。XA001のもつ毒の副作用について研究を進めていく中で、彼女があるFH構成員と交流を持っていることに気づいた彼は町中の人々に対し“失われた隣人”を適用、XA001を孤独にした上で“彼”のみが彼女を認識できるように画策、“彼”への依存を強めていくXA001に“彼の大切なもの”をXA001は破壊していることを告げ、、、


“アストレア”東 葉月
 「今回の件について、私は一切何も知らない。」
 「私としては、君がここに残ってくれた方が都合がいいんだ。」(EL)
 「任務のため、私を捨て、公を取り続けるのならば、それは“欲望”のために進み続けるジャームと何が違うんだ。私は、私たちは、人間だ。まだ、人間だよ。」

 UGN、N市広域支部支部長補佐。元UGNT市支部、支部長。かつてのクックロビン事件、そして、サンクチアムセル事件において裏で様々な画策をしていた味方側の黒幕。情報操作、記憶操作に長け見方すらも欺き理想の結果を求める。クックロビン事件では、最善の行動を取ったという認識はありながらも、その結果より多くの被害を出すことになってしまったことを後悔し、現在は支部長補佐として、自らが先頭に立って指揮を執ることは少ない。

[ELルート]

 T市内においてレジスタンス活動を行うUGNの指揮をしている。彼女自身は、すでに変革をしてしまった世界の中でUGNとして平和維持をすることに無理があると考えている。だが、いつか平和な世界を取り戻すことができると信じている部下たちのために、それを告げるわけにはいかない。いつか、本当に平和な世界を取り戻すまで、、、または、それを願う部下がいなくなるまで。
(ちなみに、流星に遺産捜索を命じたのは上層部であり彼女の指示ではありません。FHで潜入任務を続ける流星に、晴輝が接触しないように意図的に任務を外していたのは彼女です。)

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20??年、7月7日。

久しぶりに、本当に久しぶりにあの日の夢を見た。
海外で活躍する“ゆず”から帰国の連絡を聞き、あの日のことを思い出したからだろうか。

今では、別の店に変わってしまったというのに彼女は今でも“あの店”で、
また、あの日のようにグレープフルーツとソーダを、そしてよくわからない飲み物を継いでくるのだろう。

灼熱の太陽が沈み、心地よい風が吹いてくる。
雲がゆっくりと流れていく。今晩はよく星が見えそうだ。

時期にあの元気な声が聞こえてくるだろう。

「流星」

ほら、振り返れば。

「久しぶりだね、流星。約束、守ってくれてありがとう。」


にじむ視界をごまかそうと、空を見上げれば満天の星空。
天の川と、それを挟むように二つの光る星。

それは、離れ離れになりながらも、再会を願う二つの星の物語。

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“悠遠の星~Vega Altair~”
 遠い時や空間を繋げ思いあう人々に再会を与える遺産。互いに想いを繋いでいる存在がこの遺産に近づくと、世界を超えた移動を可能とする。

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コメント

祝!第三部完!!!
お疲れさまでしたー!!!

一般シナリオから始まり、まさかキャラシナリオまで組んでいただけるとは光栄の極み(º∀º)
中の人も外の人も悩みながら楽しませて頂きました。
本当にありがとうございます!!
いや本当に楽しかった!!!(º∀º)

これエンドラインサイド、二人が誤解を生んだままなんですなぁ(´º∀º`)
もう誤解を解くことが出来ない感じなのもまた味なのです(´ºωº`)
でも晴輝は名言されてないからいつか現れててんやわんやする可能性も……??(笑)

流星は対人に難があるので(笑)
名前で呼んでって言われないと呼ばないんじゃないかな……?w
未だにエボニーと呼ばれたいと思ってますよこの人(笑)
経験点100いったので登場回数は流石に減りそうですが、ご一緒することがあったら是非エボニーちゃんとロール楽しみにしてます(º∀º)

クライマックスは女神様が全力で仕事した模様(´º∀º`)
生きてて良かった!!!(大声)
正直ハラハラしましたよ、ホントに(´º∀º`)
それはそれとてオランジェット、いい悪役だったなぁ……(笑)

「いつかまた、必ず」
この約束を守るため、彼はこれからも支部長として尽力することでしょう。
大切なものを、けして落とさぬようにと胸に抱えて。
二つの星が、悠遠の時を超え、再び巡り合う日を待つために。

「晴輝。生きて、帰ってこい。……待ってるぞ」

  • 2024/04/03(水) 08:34:14 |
  • URL |
  • てぃあ #zwtYedys
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